Media
メディア

目標4. 質の高い教育をみんなに 〜 SDGs blog Vol.4

こんにちは!

経営企画室の真口です。

 

外の空気も秋めいてきましたね。

食欲の秋はついつい美味しい物に手が伸びてしまいますが、Tsunagaru社内ではダイエッターたちを叱咤激励するslackチャンネルが存在し、励まし合いながらみんなで健康体を目指しています。

秋は実は痩せるのにいい時期とも言われてるんだとか。

デスクワークをしながら思い立ってヨガのポーズで休憩出来たりするのも、リモートワークの良いところだなあと思います。

 

さて、このSDGsブログでは、Tsunagaru社内での勉強会を元にSDGsの基礎知識から具体的な取り組み方法、参考になる事例などの情報を発信しています。

 

前回のブログでは、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について、特に”女性の働きがい”に焦点を当ててご紹介しました。

 

今回は、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」を取り上げたいと思います。

社会課題を考えていく上でも、未来を担う子どもたちにとっても、質の高い教育は必要不可欠なものです。

目標4のターゲットや具体的な取り組み事例をみていきましょう。

■目標4「質の高い教育をみんなに」のターゲット

 

 

SDGsは17の目標と、その目標を実現するための詳細なターゲットで構成されています。

SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」のターゲットは次の通りです。

 

4.1:2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。

4.2:2030年までに、すべての子どもが男女の区別なく、質の高い乳幼児の発達・ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。

4.3:2030年までに、すべての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。

4.4:2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

4.5:2030年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住⺠及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。

4.6:2030年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。

4.7:2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発へ の貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を 促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。

4.a:子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。

4.b:2020年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発 途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信 技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。

4.c:2030年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発 途上国における教員研修のための国際協力などを通じて、質の高い教員の数を大幅に増加させる。

 

 

教育を受けることは,子どもたちが未来への希望をつなぐことです。


2012年に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が立ち上げたGEFI(グローバル・エデュケーション・ファースト・イニシアチブ)では、子どもに質の高い教育が必要である具体的な理由を挙げています。

 

・もし、低所得国のすべての学生たちが基礎的な読解力を身につけて学校を卒業できれば、1億7,100人が貧困から抜け出すことができるでしょう。

・もし、低所得国のすべての母親が中等教育を受けていれば、1,200万人の子どもたちが発育阻害から救い出せます。

・もし、すべての女性が中等教育を受けていれば、子どもの死亡は49%減少します。

・もし、すべての女性が初等教育を終了していれば、出産に置ける死亡は66%減少します。

・もし、すべての女児が中等教育を受けていれば、児童婚の64%が減少し、早すぎる妊娠の59%が減少します。

・一年間の学校教育は収入の10%増加に関連します。

 

目標4を全体でみると、「誰一人取り残さない」という精神に則り、一貫した質の高い教育機会が誰でも平等に受けられるようにという大きな目的があることがわかります。

義務教育が当たり前の日本では実感することがなかなか難しいですが、世界には教育を受けることのできない子どもがたくさん存在します。

日本に住む私たちにとっては、子どもたちにSDGsの精神を受け継いでいくこと、つまり、社会問題への関心を持たせ、多様性を認め、自分にできることを行動に起こしていく、といったことの大切さを伝えていくことが重要であると言えるでしょう。

また、今後グローバル化や情報化、技術革新が急速に進み、未来の暮らしは予測できないものとなっていて、従来の学校の授業だけでは通用しなくなる可能性が大いにあります。

新型コロナウイルスの影響により、明日の暮らしが全く読めなくなる可能性がこの世界には常にあるのだということを、私たちは痛感しました。

学校の中だけではなく、社会全体で多種多様な学び方が求められていくことになります。

誰にも正解はわからないという時代の流れの中で、自ら問いを立てて解決に向かおうという姿勢を育んでいくことが、何より大事なことではないかと感じます。

 

 

■「質の高い教育をみんなに」に関わる取り組み事例

 

ここからは、目標4に関して私たちが見つけた、素敵な取り組み事例をご紹介します。

「SDGsへの取り組み」を必ずしも謳っていない事例もありますが、SDGsの思想につながり、サスティナブルな社会を創っていくことに貢献しているという観点で選ばさせていただいています。

 

令和時代の学校教育スタンダード「GIGAスクール構想」

2019年12月、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。2020年4月7日にはGIGAスクール構想を早期実現するための支援などを積極的に推進するとの表明がありました。

GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略で、義務教育を受ける児童生徒のために、1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画です。

その目的は子どもたち一人一人の個性に合わせた教育の実現です。さらに、教職員の業務を支援する「統合系校務支援システム」の導入で、教員の働き方改革につなげる狙いもあります。

現代を生きる子ども達にとって、変化の激しい時代を生き抜くには従来の一斉教育だけではなく、多様な子ども達を誰一人取り残すことのない、個別最適化された創造性を育む教育の実現が重要となります。新しい学習指導要領とともに、日本の教育を大きく変える第一歩となるとなることが期待されます。

https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

 

Appleによるコードを楽しく学べるアプリ「Swift Playgrounds」

Swift Playgroundsは、Appleが作ったプログラミング言語であるSwiftを楽しく学べるアプリです。

Swiftは、iOS・macOS上でネイティブアプリを作成するためのプログラミング言語です。これまで、Apple製品で動くアプリを作成するにはObjective-Cという言語を習得して使えるようにしなければなりませんでしたが、SwiftではObjective-Cの難しい概念を極力減らし、より学びやすいようになっています。

基礎を学んだら、赤外線無線接続の組み立て式ロボットやドローンを自在に動かしたりすることも出来ます。基本的に学校のプログラミング学習はPCで教室で行われるのが前提ですが、Swift PlaygroundsはiPadで学べるため、場所を限定せずに教室でも使えて、家庭学習として自宅で学べるのも優れた点です。

https://www.apple.com/jp/swift/playgrounds/

 

ESD 持続可能な開発のための教育

最近の教育では、"ESD"というキーワードが注目されています。国際連合や国際連合教育科学文化機関(UNESCO)に関わる教育の在り方で、日本の教育現場でもさまざまな取り組みが行われています。

ESDとは「Education for Sustainable Development」の頭文字を取った単語で、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育のことを言います。

現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。

文部科学省及び日本ユネスコ国内委員会では、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校である「ユネスコスクール」をESDの推進拠点として位置付けています。現在、世界180か国以上の国・地域で11,000校以上のユネスコスクールがあります。日本国内の加盟校数は平成17年から飛躍的に増加しており、1か国当たりの加盟校数としては世界最大となっています。

過去の優良実践集から、具体的な活動事例をみることができます。

https://www.mext.go.jp/unesco/004/1339970.htm

 

STEAM教育実践ツール「レゴ®エデュケーション SPIKE™ プライム」

レゴ®エデュケーション SPIKE™ プライムは、小学校高学年から中高生向けのSTEAM学習セットです。

STEAM教育とは、米国で技術科の教員をしていたヤークマンという女性によって2006年に初めて使われた言葉であり、現在は科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を統合的に扱う教育として知られています。

子どものうちからこれら5部門の学習を総合的に行い、世界で通用する価値の高い人材を育成していこうというシステムを指しますが、単に科学技術やIT技術に秀でた人材を生み出すということにとどまらず、「自分で学び、自分で理解する力」「課題を発見し、創造的に課題を解決する力」を育むという想いが根底にあります。

レゴ®エデュケーション SPIKE™ プライムは、カラフルなブロックパーツや、使いやすいハードウェアと直感的なプログラミングを融合し、"問題解決型"のプロジェクトを通して楽しみながら実社会で役立つスキルを育むことができます。

この商品は、遊びを通して学んでいくという考え方に基づいてデザインされています。正しい答えを気にすることなく、リラックスして今までやったことのないことを試せるという体験により、子供たちに自信がついていくそうです。

https://education.lego.com/ja-jp/shop

 

 

いかがでしたか?

社会で通用する実践的なスキルを育む、ということが現代ではクローズアップされがちですが、本質的に重要なのは、如何に役に立つか?ということではなく、子供の純粋な「やってみたい」という動機や、学ぶ楽しさの発見、自分の頭で考える思考力、といったことなのだと思います。

 

今回は子どもに対する教育について取り上げていますが、私たち大人にできることは、子どもと同じように自ら学び続けるという姿勢をみせてあげることなのかもしれません。

例えばSDGsを通して社会課題を学ぶことも、自分ごととして身近な課題に取り組んでいくことも、そういう行動をする大人が身近にいるということが、子どもにとっても大きな刺激となるはずです。

 

次回は、「目標14. 海の豊かさを守ろう」をテーマにお伝えする予定です。お楽しみに!

真口 くるみ

経営企画室

北海道育ちの寒がり。大学卒業後に上京。
来るもの拒まず「できる」を増やす精神で、主にWeb系ベンチャー企業にて幅広い職種を経験。TsunagaruでもWebディレクターからサービス企画、広報など肩書き問わずに携わっています。
幼い頃から大の漫画好き、読書好きで1分の隙間時間も読み物必須。
そして、三度の飯よりモノが好き。美しいモノを創る人間が好き。
見た目で恋するタイプです。

  • Contact & Request for materials

    お問い合わせ&資料請求
    会社案内資料や過去の制作物を掲載した実績集をお送りいたします。ご希望のかたは資料請求ページよりご請求ください。
    資料請求ページ お問い合わせ