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女性の働きがいとSDGs 〜ジェンダー平等を実現しよう〜 SDGs blog Vol.3

こんにちは!

経営企画室の真口です。

 

最近、TsunagaruのTwitterが盛り上がってきています。

「みんなで自由にツイートしちゃう?」っていう社長の一言から、とてもラフなアカウントになってきました。

メンバーのプライベートやとっておきの趣味など、リモートワークではなかなか知ることのできない意外な一面が見えてきて、皆で楽しくつぶやいています。

 

さて、このSDGsブログでは、Tsunagaru社内での勉強会を元にSDGsの基礎知識から具体的な取り組み方法、参考になる事例などの情報を発信しています。

 

前回のブログでは、SDGsの17の目標に広く関わる農業をテーマにご紹介しました。

 

今回は、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について、特に”女性の働きがい”に焦点を当てて考えていきたいと思います。

ジェンダーにおける格差を無くし、女性が自分らしく活躍できる社会に必要なこととは?

目標5のターゲットや具体的な取り組み事例をご紹介していきます。

■目標5「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲット




SDGsは17の目標と、その目標を実現するための詳細なターゲットで構成されています。
SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」のターゲットは次の通りです。

5.1:あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。

5.2:人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女子に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。

5.3:未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚、および女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。

5.4:公共のサービス、インフラ、および社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。

5.5:政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する。

5.6:国際人口開発会議(ICPD)の行動計画および北京行動綱領、ならびにこれらの検討会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康および権利への普遍的アクセスを確保する。

5.a:女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ、および土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。

5.b:女性のエンパワーメント促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。

5.c:ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性および女子のあらゆるレベルでのエンパワーメントのための適正な政策および拘束力のある法規を導入・強化する。

 

 


女性は差別や暴力によって、長い間社会から疎外されてきた歴史を持っています。

今でこそ女性の社会進出は進んできましたが、根強い差別や偏見が残っていたり、女性は経済的にも弱い立場になりやすい傾向があり、社会的な男女不平等は消えているとは言えません。

SDGsの目標5は、女性を差別や暴力から守り人権を尊重すること、家庭内における男女の責任分担を進めること、政治や経済において女性のエンパワーメントを促進することを目指しています。

 

女性は長い歴史の中で、徐々に自分たちの権利を獲得してきました。

男女差別の問題に対して、女性たちがSNSを通じて社会に訴えかける様子も近年はよく見られるようになりました。

男女平等や女性の社会進出は国際的にますます重要視されていき、現代社会における必須の課題であると言えるでしょう。

 

そして、女性の基本的人権が守られるだけでなく、自分の能力を発揮して活躍できる社会を作っていくためには、”女性の働きがい”を考える視点が重要です。

女性の働きがいを実現するには、育児休暇のとりやすさや時短勤務の実現など制度的な「働きやすさ」の課題だけでなく、仕事に対して誇りをもって働けるか?女性の働きが正当に評価されるか?というような「やりがい」に関する観点が必要となります。

女性にとって働きやすい職場環境を整えることはあくまで前提条件で、女性がやりがいをもって仕事が出来るということがこれからの社会に求められています。

 

ジェンダーを問わずに誰もが輝ける社会を作っていくことは、持続可能な開発に不可欠な要因であると言えます。


■女性の働きがいに関わる取り組み事例


ここからは、女性の働きがいに関して私たちが見つけた、素敵な取り組み事例をご紹介します。

「SDGsへの取り組み」を必ずしも謳っていない事例もありますが、SDGsの思想につながり、サスティナブルな社会を創っていくことに貢献しているという観点で選ばさせていただいています。

・仕事を通じて「自分らしい人生」を送るためのサポート

株式会社Warisは、「すべての人に、自分らしい人生を。」というビジョンで女性の働き方に関するサポートを提供しています。

様々な働き方を希望する女性の仕事探しをサポートする「ジョブマッチング事業」、仕事やキャリアだけでなくオフの時間や人生のあり方などをサポートする「ライフキャリアサポート事業」、自由で多様な働き方を世の中に広めていくために調査・コンサルティングなどを行う「メディア・リサーチ・コンサルティング事業」などの事業を展開しています。

特に女性は働きやすい制度を重視して就職を希望することが多いと思いますが、仕事だけではない時間も含めて自分の人生のあり方を見つめていくことは、女性の働きがいに直結する重要な時間だと思います。

URL:https://waris.co.jp/


・地方における女性のキャリア課題に向き合う

社外に専属のチームをつくり、業務をアウトソーシングできるサービス「banso.」を提供する株式会社はたらクリエイトでは、"世の中に、仕事を楽しむ人が増えてほしい"という願いからさまざまな労働契約の仕組みや制度を導入しています。

はたらクリエイトでは、長野県上田市・佐久市を拠点に子育て中の女性を中心とする約100名のスタッフが働いています。そのほとんどが、結婚や出産・子育て、パートナーの転勤などを機に、仕事から一定期間離れた経験を持つ女性。
労働契約には主に5つの種類があり、ライフステージに合わせて一人一人雇用形態を選択し徐々に時間を増やしていくことが可能で、パートタイマーと正社員の間に細かなステップを設けることで少しずつキャリアを積んでいくことができます。実際、ほとんどのスタッフが入社から1年間のうちに働く時間を増やしているそうです。

また、目の前の業務だけでなくスキルアップや組織への働きかけなど、さまざまな経験を積んでもらうための制度があったり、「自分の意見を伝えていいんだ!」「この組織やクライアントのためにがんばりたい!」といった心理的安全性やエンゲージメントを高めるための取り組みも定期的に行っているそうです。

働き方の選択肢を広げながら本人が主体的に選択していけるようにすることで、仕事を楽しむ人を増やしながら組織としての可能性を高めていくことを実現しようとしています。

URL:https://hatakuri.jp/blog/labor_contract/

・女性スタッフが長く活躍するサロンづくり

女性が数多く働く美容業界では、妊娠出産を機に女性が職から離れてしまうことが課題となっています。

原宿のヘアサロンgricoは、「スタッフは家族」という企業理念を浸透させ、共に支え合える環境づくりを実現しています。

理念がないままに会社が制度だけを整えても、ママ以外のスタッフが負担を感じたり、現場が混乱してしまう。「スタッフは家族だから幸せにしなければいけない」という価値観が浸透した結果、イレギュラーな働き方をするママスタッフを他のスタッフが自然にフォローしてくれるようになっていったそうです。

想いが先行しなければ制度が置いてきぼりになるというのは、どんな企業にとっても当てはまることです。

URL:https://hba.beauty.hotpepper.jp/check/16193/

・ダイバーシティ・インクルージョンプログラム

株式会社JMBコンサルタントは、従業員のさまざまな”多様性”を理解し経営改革を行っていくための「ダイバーシティ・インクルージョンプログラム」を提供しています。

ダイバーシティ・インクルージョンとは、ダイバーシティの一歩先の概念です。ダイバーシティが「組織内に多様な人材がいることを認め合う」ことであるのに加えて、ダイバーシティ・インクルージョンは、多様な人材が対等に関わり合いながら一体となって働くことを意味します。

女性を管理職に登用したもののどうやって活躍してもらえばいいのかわからない、というような企業の課題に対して、女性活躍の環境づくり研修や女性リーダーのマネジメント力をアップさせる研修など、多様性を活かすことで生じる相乗効果を組織の成果につなげていくための具体的なプログラムによって、ダイバーシティ・インクルージョンを推進しようとしています。

多様性は性別だけの問題ではなく、人種や宗教・性的指向や障害など、あらゆる属性の違いを持つ人々を受け入れ広く人材を活用していくことが企業に求められています。

URL :https://jbmhrd.co.jp/service/special/special-diversity.html#dcip_01

・父親向けの授乳・寝かしつけデバイス

女性の社会進出が広がっている今だからこそ、テクノロジーの力で男性の育児進出を応援しようという動きが出てきています。

株式会社電通は、父親専用の授乳・寝かしつけデバイスを開発しています。

育児におけるストレス・悩みの多くは寝かしつけと食事だと言われます。寝かしつけに効果がある添い寝をしながらの授乳は、どうしても母親に負担がかかってしまいます。

それなら父親も授乳ができるようにという発想から生まれたこの製品は、母親が授乳する状態に近いデザインにすることで、母親と同じような寝かしつけを実現することができます。

片側がミルクタンク、もう片方が授乳できる仕組みになっていて、シリコンで触れたときの温かさや・やわらかさを女性の胸に近づけることで安心感を高める設計となっているそうです。

このように従来の固定概念から女性を解放するような発想が男性へ広がっていくことは、とても意義のあることだと感じます。

URL:https://www.dentsu.co.jp/business/case/fathers_nursing_assistant.html

 



上記の事例から、女性の働きがいにとって必要なのは制度的な充実だけではなく、「どうやって主体的を持つことができるか」「自分らしい人生を選択することができるか」というような女性自身の在り方や、互いに認め合い助け合う風土の浸透であることがわかってきます。

このことは、ジェンダーに限らず言えることでもあります。
誰もが輝ける未来のために、私たち一人一人がそういった意識を持って取り組んでいくことが求められています。


今回は女性の働きがいとSDGsについてご紹介しました。

次回は、「目標4. 質の高い教育をみんなに」をテーマにお伝えする予定です。お楽しみに!

 

真口 くるみ

経営企画室

北海道育ちの寒がり。大学卒業後に上京。
来るもの拒まず「できる」を増やす精神で、主にWeb系ベンチャー企業にて幅広い職種を経験。TsunagaruでもWebディレクターからサービス企画、広報など肩書き問わずに携わっています。
幼い頃から大の漫画好き、読書好きで1分の隙間時間も読み物必須。
そして、三度の飯よりモノが好き。美しいモノを創る人間が好き。
見た目で恋するタイプです。

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